40代からの汗とニオイは女性ホルモンの減少が原因

加齢と共に気になりだす汗やニオイの悩みに心当たりはありませんか?本格的な汗の季節を前に、汗・ニオイの専門家 五味先生に対策法を教えていただきました。

五味クリニック院長
医学博士
五味 常明 先生

心のケアと外科的手法を組み合わせる「心療外科」を提唱し、体臭・多汗治療の第一人者として雑誌やTVなどで活躍中。

20代をピークに汗腺が衰え、40代に入ったあたりから、「汗のニオイが気になり出した」と感じる女性は多くいます。その原因の一つは「加齢による女性ホルモンの低下。それにより自律神経が乱れ、汗腺機能や体温調整がうまくいかず、ドッと汗をかくホットフラッシュのような状態につながることも」と話してくれたのが、体臭・多汗治療の第一人者である五味先生。

しかもその汗は、濃度が高くベタベタし、アンモニアや乳酸などのニオイ物質を含むため、菌が繁殖しやすく、汗をそのまま放っておくと、さらにニオイが強くなる“加齢臭”へと変化していくのです。

実は、加齢臭の発生する原因は、偏食や暴飲暴食、喫煙、運動不足、ストレスなど生活習慣病と一緒。ストレスをためない、適度な運動をする、食事に気をつけるなど、抗酸化生活を心がけることと、生活習慣のちょっとした心がけがニオイ防止につながります。汗・ニオイの対策法をまとめたので、ぜひ試してみましょう。

今日からできる、汗・ニオイ対策
この夏を快適に過ごしましょう

腸内環境を整える

便秘など体内に老廃物が溜まるとニオイの元に。食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖を摂って腸内環境を整えましょう。ストレスや疲れが溜まると疲労臭が出るので、クエン酸(お酢)を料理に加えたり、適度な有酸素運動をしたりするのが効果的です。

ニオイケアに効果のある食材・成分

さらに!
汗が酸化するとニオイが強くなります。抗酸化食品はニオイの強い味方。ビタミンCやポリフェノールを含む食材やサプリメントを摂るのが効果的。疲労臭には肝臓を良くするオルチニン、女性ホルモンをサポートするにはイソフラボンがおすすめです。

マッサージなどでめぐりを良くする

体がむくむと皮膚からガスを発生することが最近わかってきました。マッサージや入浴、適度な運動でめぐりを良くすることもニオイ防止になります。

髪と頭皮を完全に乾かすこと

洗髪後は、髪をしっかり乾かすことが大事。生乾きだと、外気の汚れが付着しやすく、菌の繁殖も増えて臭う原因に。髪が傷んでいると、そこに汚れが付着しやすくなります。アミノ酸系のやさしいヘアケア剤で、髪の健康を保つよう心がけて。

香りが加齢臭の予防に

香水などの強い香りでニオイを覆い隠すのではなく、ほのかな良い香りをまとうことで若々しさを保つ女性ホルモンに影響を与えることができるんです。

顔、体の洗いすぎに注意

ニオイが気になるからといって、強い洗浄成分でゴシゴシ洗うのはNG。うるおいを奪い過ぎてしまうと体は失った皮脂を補おうと、かえって多く皮脂を分泌してニオイが強くなります。保湿成分配合のボディソープを選び、たっぷり泡立てて、泡のクッションでこすらず洗うのがベスト。

さらに!
古い角質に雑菌が繁殖するとニオイの原因に。週に1〜2回角質ケアを行うのもおすすめです。