【中医学の先生が教える 】薬膳でカラダの中から若々しく!

「スキンケアをしていてもなんだかイマイチ・・・」そんな悩みを「年齢だから」と諦めないで

カラダの中から体質を改善することで、若々しくて快適な日々を手に入れる方法を、中医学の先生にうかがいました。

教えてくれたのはこの先生
鎌倉薬膳 アカデミー学院長
山内 正惠 先生

中医薬膳営養師・国際中医師。雑誌や講演会等で和食を取り入れた薬膳普及に努めている。

若々しさやみずみずしさの低下は「じん」の衰えが原因です

加齢とともに、肌のうるおいや弾力、女性らしさなどが年々失われていきます。

その背景にあるのは、ホルモンの分泌量の低下。
中医学(中国伝統医学)では、ホルモンや生命エネルギーをつかさどる臓器のひとつに「腎(じん)」があると考えており、「腎」は泌尿器系をはじめ生殖器や呼吸とも紐づいています。

下半身の機能を正常に保ち、体を温める働きや体の水分量を調節する働きもあるため、「腎」が衰えると、足腰がむくんでだるい・手足が冷える・トイレが近くなるといった症状も現れます。

生命エネルギーを司る「腎」が衰えると起こる症状

● 疲れやすくなる ● 足腰に力が入らない
● 手足が冷えやすい ● トイレが近くなる
● 尿モレをおこす

「尿モレ」や「頻尿」といったトイレのトラブルは、「腎」が衰えている場合の典型的な症状のひとつ。
体を温めるエネルギーが減ることで体が冷え、膀胱の働きも低下。膀胱の開閉がうまくいかなくなることで起こります。
こういった、病気ではないけれど不調である状態を中医学では「未病(みびょう)」といいます。
この未病のうちに、食材の力で病気を防ぎ、健康を維持するのが薬膳の基本的な考え方です。

疲れや冷え、尿トラブルといった不調を改善するには豚肉や山芋など「腎」を温め、補う食材を取り入れましょう。
また、シークヮーサーやポンカン、カボスなど酸味をもつ食材も効果的。
さまざまな種類をバランスよく摂ることが大切なので、「腎」を温めて補う目的で生薬を組み合わせた漢方薬「八味地黄丸(はちみじおうがん)」を取り入れるのもおすすめです。

「腎」を補う食事・漢方

食材

●豚肉 ●山芋 ●かぼちゃ ●冬瓜
●黒胡麻 ●豆乳 ●くるみ ●シナモン
●シークヮーサー ●ポンカン ●カボス
●みかん など

漢方

●八味地黄丸

「腎」を補う食事・漢方

低下した腎を補う食材は「温」「冷」をバランスよく組み合わせることが大切です。

■海老とニラと卵の炒め物
■豚肉とズッキーニ巻きとろろがけ
■かぼちゃのシナモンサラダ
■冬瓜とみょうがのお味噌汁
■黒胡麻豆乳プリン