10代のニキビは「大人のサポート」が必要です。「思春期にニキビができるのは当たり前」とあきらめないでください。

子どもの肌トラブルに気が付いたら早くケアすることが大切です。

クリニックを訪れる10〜20代の肌トラブルに多いのが、ニキビとニキビ跡。

最近では、スキンケア知識が豊富な親が増え、肌トラブルを抱える子どもに親が付き添って医療機関を受診するケースが増えています。
一方で、「思春期にニキビができるのは仕方がない」と、子どものニキビを放っておく人も少なくないようです。

「ニキビは世代にかかわらず、早期治療が大切です。
子どものニキビも、早めに医療機関を受診すれば悪化させずに済み、後々ニキビ跡に悩む心配もありません。
すでにニキビ跡が残っている場合も、今はさまざまな治療法が開発され、治すことが可能ですが、治療の時間や費用のことを考えると早いに越したことはありません。
症状によって治療が異なるので、信頼できるクリニックに相談してみましょう」
(シロノクリニック・寺井先生)

肌トラブルのケアや治療は、子どもの肌を健やかに保つだけでなく、心の健康維持にも役立つといいます。

「ホルモンの分泌が急激に変化する思春期は身体の成長も伴い、精神面も不安定になりやすい時期。
そんなときにニキビなどの悩みを抱えていると、人の目を気にして内向的になったり、引きこもりがちになってしまうことも。
『皮膚は心の鏡』という言葉がありますが、逆に解釈すれば、いまある肌トラブルはお子さんの心の悩みが反映されたものとも考えられます。
肌トラブルに悩んでいること自体がストレスになり、さらに症状が悪化することもあるので、そうなる前に、まずはお子さんが抱えているストレスを受け止め、
『一緒に行くから、専門の先生に診てもらおう』
と促すなど、お子さんと一緒に改善策を考えてあげてください」
(寺井先生)

ニキビ以外では、敏感肌に悩む子どもも少なくありません。
肌が元気なはずの若い世代でも、なぜ敏感に傾いてしまうのでしょうか。

「思春期はホルモンバランスが乱れやすく、心身ともに不安定な症状が出やすくなります。
敏感肌は、それらの症状のひとつ。
ただ、ひと口に敏感肌といっても、乾燥がひどい場合や、皮脂分泌が過剰な場合、その両方が重なっている場合、アレルギーなどさまざまな状態が考えられます。
ニキビと同様、自己診断せず、早めに皮膚科クリニックで受診しましょう」
(寺井先生)

思春期は皮脂の分泌が盛んになり、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まってニキビの原因となるアクネ菌が増えます。
肌を清潔に保つ「洗顔」は必ず行う習慣をつけましょう。

また、乾燥はニキビを悪化させるので「保湿」もたいへん重要です。
洗顔後の「保湿」も忘れずに。

このように、お子さんのスキンケアのアドバイスは親がしてあげましょう。
大人の場合、睡眠不足、疲れやストレスなどが肌に直結して現れますが、それは10代の若い肌であっても同じ。

「特に最近の傾向では、夜中までスマホを見たり、SNSで友達とやりとりをして睡眠不足になり、体内リズムが狂った結果、ニキビが悪化する子どもが増えています。
なかにはたっぷり睡眠をとるよう促しただけで症状が改善したケースもあります。
親が子どものために食事の栄養バランスを考え、正しい生活習慣へ導くこと、適切なスキンケアのアドバイスをすることも、親ができる重要なサポートです。」
(寺井先生)